ペルシャ


原産国 イギリス

大きさ
体重は3.0~5.5kgで、ふさふさとした豊かな長毛に全身をおおわれ、足は短めの中型猫です。

特徴・性格
ペルシャは、純血種の猫の中では最も古い品種の1つとされており、
起源ははっきりとわかっていません。
18世紀頃にはヨーロッパ各地の上流家庭で飼育される人気のペットとなり、
イギリスで初めて行われたキャットショーに出陳され、
19世紀にはアメリカに輸出されることになりました。
20世紀以降、より鼻が短くなることを目的にした選択交配がされました。
古くからショーキャットとして認められる品種の一つとされています。
性格は、のんびりおっとりとしており、運動を好みません。

毛色
長毛猫の代表とされ、単色ではホワイト、ブルー、クリーム、レッド、各色のタビー、
またバイカラーやキャリコ(三毛)、スモークと呼ばれる霧がかかったような毛色もあり
200以上もの毛色、模様のバリエーションがあります。
被毛は長く柔らかく、とても艶やかで豪華な印象のある猫です。
豪華な被毛はしっかり手入れが必要です。

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

流涙症
体型の特長上、鼻がぺたんこのため、ほかの猫よりも鼻涙管が
圧迫されて涙がこぼれてしまいやすいことがあります。
涙がこぼれると、涙の成分によって毛が茶褐色になってしまうため
こまめに拭き取る必要があります。また、目ヤニなどの量が多く毛に
からまりやすいこともありますので目元のお手入れは欠かせません。

多発性肝嚢胞
遺伝性疾患として発生し、両親のいずれかが発症していれば50%の確率で発症します。
多発性腎嚢胞とは腎臓に嚢胞ができ(液体がたまった袋)少しずつ大きくなったり、
数が増えていき、腎臓の働きが低下していく病気です。
かなり若齢から発症していることが多いですが、腎機能はゆっくりと
落ちていくので何も症状がなく経過し、中高齢になり腎不全が進行して
気づくというパターンも多いです。
遺伝した疾患の発症は防げないですが、それによっておこる腎不全の進行を
おくらせることはできる可能性があります。
健康そうに見えても、画像診断も含めた健康診断を受けるようにしましょう。

価格相場
ペットショップだと平均15万円~のようです。

ひとこと
ゴージャスな被毛でとても上品なねこちゃんです。
「猫の王様」とも呼ばれているようです。
しかし運動量の少ないペルシャ猫は太りやすい傾向があるみたいです。

 

※TICA等参照で作成

 

 

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