◆原産国  アメリカ合衆国

◆大きさ
体重はオスで38kg前後、メスで34kg前後にもなる大型犬で、
シベリアン・ハスキーよりも一回り大きい体をしています。
分厚い胸と筋肉の発達した四肢を持ち、牽引や重い荷ぞりの運搬に理想的な体型をしています。

◆特徴
豊かな骨量と発達した筋肉が特徴のアラスカン・マラミュート。
重い荷物を引くことに優れており、北極のそり犬としては最古の犬種の1つです。
アラスカ西部の海岸地方に住んでいたイヌイットの間でミュート族がそり引きや狩猟、
漁業に使用していた犬とされています。
祖先はシベリア原産の犬と推測され、シベリアン・ハスキーやサモエドなどと
同系の可能性があるとも言われていますが、解明はされていません。
オオカミに似た顔立ちですが、愛情深く人なつっこい性格で、コンパニオン・ドッグとしても人気。
しつけもしやすい犬種です。 

◆性格
もともと群れで暮らしていたアラスカン・マラミュートは協調性があり、飼い主には忠実で従順です。
従順とは言え大型犬でパワーがあるので、「待て」 「お座り」 を徹底してしつける必要があります。
頭が良いので、繰り返し教えることできちんと覚えることができます。
そり犬だけあって、体力も持久力も兼ね備えています。
運動不足はストレスの原因となりますので、毎日2時間以上の散歩時間をキープしてあげて下さい。
住環境を整え、一緒に運動を楽しめる飼い主さんに向いています。

◆毛色
毛色はライトグレー、グレー、ブラックの黒系や
セーブル、レッドなどの茶系、混合色など様々なものがあります。
単色の場合はホワイトのみが認められています。
寒冷地の犬種なので、外気を遮断し体温を下げないための分厚い被毛に覆われています。

◆獣医からのヒトコト
【注意して欲しい病気】
①胃拡張胃捻転症候群
夜に起こる病気で胃ガスが溜まることで胃が膨張し、ねじれてしまう疾患です。
ねじれた胃が血流や神経に影響を及ぼしショックを起こすため、
すぐに治療しなければ急速に死に至る恐ろしい病気です。
大型で胸の深い犬種がなりやすく、
食後すぐに運動させることによって誘発されるといわれています。
夜の食事は必ず、お散歩の後に与えもらい、夜に具合が悪い、
特にお腹が張っているようであれば朝まで待たずに、必ず救急病院に行くようにしてくださいね。

②脱毛症X
原因不明で毛周期が停止してしまうことによって起こる脱毛で、
アラスカン・マラミュートで起こりやすいことが分かっています。
2~5歳の若い成犬に発生しやすく、オスの発生率が高いです。
典型的な脱毛症Xは、頭や四肢、尻尾などは毛が残り、
体幹部(首~おしりまでの胴体の部分)は左右対称に薄毛になり、
縮れた短く弱々しい毛のみが確認されます。
徐々に脱毛が進行すると体幹部は完全に脱毛し、皮膚は黒ずみ(色素沈着)、
薄く弾力がなくパサパサとした状態になります。
去勢手術やメラトニンの投与などで効果がある個体もいます。

◆お手入れ
アラスカン・マラミュートは下毛と上毛からなるダブルコートで、
寒いアラスカの気候から身を守るために分厚い下毛が密生しています。
その為、換毛期には驚くほど大量の抜け毛があり、
毎日掃除機をかけたはしから抜け毛が落ちるほどです。
1日に1回はブラッシングをして抜け毛が床に落ちる前に取り除いてあげましょう。

◆ヒトコト
寒冷地方原産の犬種なので、日本の暑い夏がとても苦手です。
夏場はエアコンを活用して、快適に過ごせるよう環境を整えてあげましょう。
また散歩は暑い時間を避けるなど、負担がかからないように注意してあげて下さいね!

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