<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 48>     今回のテーマは「暑いときに増える病気」です

こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。

もくじ
1.食欲不振?

2. アレルギー性皮膚炎

3.猫カゼ症状

4.最後に

連日、暑い日がつづいていますが
ワンちゃん、ネコちゃん共々夏バテされていないでしょうか?
毎年この時期になると熱中症のことやクーラーのことを
取り上げているのですが、そちらは過去のコラムにゆずるとして、
今回は夏に多くなる病気についてとりあげてみようと思います。

食欲不振

クーラーで温度調整をしてもらっていないワンちゃん、ネコちゃんでよくなる症状です。
ヒトより動物の方が暑さ寒さに強いはずと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はそんなこともありません。暑さに負けない丈夫な子もいますが、
実際は暑さに弱い子もとても多いです。
暑いとそれだけで疲弊してしまって食欲にムラがでるのも人間と同じです。
しっかり温度管理してあげてくださいね。
ネコちゃんでクーラーが嫌いな子は涼しい場所に隠れられるように工夫してあげてください!

 アレルギー性皮膚炎

梅雨~夏はアレルギーの子には最悪といっていい時期です。
大抵は痒みが増し、皮膚の状態が悪くなります。
我慢させずにそういう時期だと思って、痒みの治療や
薬用シャンプーなどの治療を強化してあげてください。
アレルギーっぽいとは言われていても薬までは飲んでいない
ワンちゃんも多いと思います。私たちもアレルギーは持っていても薬を
服用している人としていない人がいるように、ワンちゃんも
アレルギー体質の子はわりと多いですが、症状の強さで薬を開始していたり、
経過観察にしてもらったり、シャンプー剤で対症していたり様々です。
ただ時期的に悪化しているようであれば薬のはじめ時なときもありますので
かかりつけの獣医さんに相談してみてくださいね。とくに、
アレルギーが関与した外耳炎とかは蒸れるからかな?と思いがちかなと思います。

猫カゼ症状

これは感覚的なものですが、クーラーをかけだすせいなのか
猫カゼが原因ではと疑う結膜炎症状がでるネコちゃんが増える気がします。
ウイルス性の疾患なので、まさに人間の風邪と一緒で自分の免疫力で
ウイルスを抑え込んでもらわないと治りません。なので、免疫状態が
安定していれば治療しなくても良くなることもありますが、
ヒトが風邪のときに風邪薬を飲むように、治療を加えてあげることで
抑え込みやすくし、改善するまでの期間を短縮できるため、
症状の治まりが悪いときは病院に来ていただければと思います。

最後に
もちろん、夏と言えば熱中症なのですが実はそれ以外にも
増える病気や症状があったりします。
ここで紹介したのは一部なのですが、なにか思いあたるフシが
あるようであれば病院に相談するようにしてくださいね

 

※イラストはイメージです

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