オーストラリアン・シェパード

◆原産国 アメリカ合衆国

◆大きさ
体重は16~32kgで、中型犬に分類されます。
足は長く、マズルはやや短く、耳はたれ耳です。
バランスの良い体格で、筋肉質でありながらも重々しさを感じさせません。

◆特徴
名前の中にオーストラリアが入っていますが、生まれはアメリカです。
1880年代に、スペインとフランスにまたがるバスク地方から移住した羊飼いが
牧羊犬として持ち込んだシェパード犬種が原種と言われています。
その後、ボーダーコリー等の牧羊犬と自然に交雑して誕生し、
当初はオーストラリアから直接持ち込まれた犬種であると思われていたため
このような犬種名になりました。
現在は牧羊犬としてだけでなく聴導犬・救助犬・ドッグスポーツ用の犬として
広い分野で活躍しています。
ペットとしても人気があり、日本でも登録数の多い犬種です。

◆性格
性格は温和で子供好きな陽気な性格。
家庭犬に向き、知識も高く訓練やしつけもしやすい犬種です。
好奇心旺盛で活発なため、運動は長時間必要で、散歩は1日に2回1~2時間は必要です。
一方で臆病で環境の変化に敏感な面があり、中には人見知りしてしまう子もいます。
そのような場合には、ゆっくり時間をかけて接してあげて下さいね。

◆毛色
特徴はなんと言っても見た目の美しさにあります。
個性的な毛色をしており、ブルーマール、ブラック、レッドマール、レッドを基調に、
ホワイトがまだらに入っています。
被毛は長めで、少しウェーブがかかったダブルコートです。

◆獣医からのヒトコト
【注意して欲しい病気】

コリー眼異常
コリーアイ、コリーアイ症候群などと言われる先天性で劣性遺伝の疾患です。
眼球を包むようにある膜(網膜・脈絡膜・強膜)のうち、脈絡膜という真ん中の膜が
欠損したり薄い場所ができたりする疾患です。
軽度であれば分かりやすい症状はほとんど現れませんが、
重度であれば失明することもあります。
異常としては、眼底の血管の異常なうねり(ほとんど無症状で経過することが多い)、
脈絡膜や網膜の低形成(無症状かほとんど症状がでない軽度の異常)、
組織がない部分(欠損)がある(視覚に異常がでるが、症状としては分からないことも多い)、
網膜がはがれる(視覚に問題がでる)、
眼球内で出血が起こる(目の中で出血して目が真っ赤になる)、などがあらわれます。

これらの異常は通常、両側の目で起こりますが、
異常の程度は左右の目でそれぞれ異なることが多く、
先天的な発生異常なので通常は進行性はありません。

遺伝子検査をして、繁殖前に組み合わせを考えれば発症を防ぐことができます。
飼育する時には、両親の遺伝子検査の結果がわかれば安心ですね。

◆お手入れ
オーストラリアン・シェパードは、ダブルコートの長毛で抜け毛が多いので、
週に2~3回はブラッシングして抜け毛を取り除いてあげましょう。
春と秋の換毛期は、普段よりも抜け毛が多くなるので、ブラッシングのほかに
月に2~3回のペースでシャンプーをしてあげてください。

◆ヒトコト
牧羊犬として活躍していたこともあり、頭を使いながら体を動かすのが大好きな犬種です。

フリスビーやボール遊びができる広場やドッグランに、いっぱい連れて行ってあげて下さいね!

 

 

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