ボロニーズ


原産国 イタリア

大きさ
体高は約 25cm~約 30cm、コンパクトな垂れ耳の小型犬です

特徴・性格
ローマ時代に既に知られていたボロニーズは、権力者に最も愛好された贈り物であったと思われ、
1556年から 1598年までスペイン国王であったフェリペ2世は、貴族からの贈り物として
2頭のボロニーズを受け取り、贈呈者に「これらの2頭の小さな犬は皇帝に
贈ることのできる最高の贈り物だ」という礼状を送っているそうです。
ボロニーズはティツィアーノやブリューゲルやゴヤの絵画に描かれています。(JKC 参照)
原産国のイタリア・ボローニャ地方から名付けられたとされ、
マルチーズやビションフリーゼなどと同じ祖先をもつとも考えられています。

毛色
コンパクトで、ピュア・ホワイトの長い柔らかな被毛で覆われています。
毛色はピュア・ホワイトであることが理想で、シングルコートなので
秋冬の季節は寒がるため健康管理のためにも寒い季節は服などを着せてあげましょう。
綿菓子のようなふわふわの被毛が魅力的なわんちゃんです。
ボロニーズはカットが必要な犬種で被毛が長いのでいろんなスタイルを楽しむことが出来ます。

性格
明るく素直な性格で、人懐こく従順、落ち着いており大変飼いやすいわんちゃんです。
ペット初心者の人にもオススメのわんちゃんです。

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

涙やけ
白い被毛なので、目から涙がこぼれて茶褐色の色がつく涙やけは目立ちやすいと思います。
涙やけは、ひとつの原因から起こるというわけではなく、
その子その子で原因が複合して起こっているため、意外と完全に解決するのが難しいのが特徴です。
大まかにわけて、涙の量の問題(涙の量が増える炎症、刺激などがある)、
涙の質の問題(涙の構成要素の水、脂、粘液のバランスが悪く留まれない)、
涙の出口の問題(涙の出口の閉塞や狭窄、開口不全)がかかわってきますが、
その組み合わせは様々です。
ごはんをかえたらよくなるかもしれないのは、
アレルギーなどが関連して涙の量や質に問題がある場合で、個体差があります。

膝蓋骨内方脱臼
小型犬が先天的にもっていることが多い疾患ですが、この犬種も例外ではありません。
膝のお皿とよばれることもある膝蓋骨という靭帯と連結している小さな骨が内側にはずれてしまい、
ワンちゃんによってはそのときにスキップするような足運びをすることがあり、
大抵はしばらくすると普通戻ります。
G1~4まであり、G4の場合は基本的に手術が必要です。
それ以外のグレードの場合は、症状があるかが手術が必要かの判断材料となることが多いです。
大半のワンちゃんは手術までせずにすごせる場合が多いですが、
お年をとってから関節症がでてくると予想されるため、
膝に負担をかけないように体重管理をしてもらった方がいいと思います。

ひとこと
人にかまわれることが好きなわんちゃんです!
しっかりコミュニケ―ションをとってあげると喜びますよ♪

 

 

 

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