<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 36>
今回のテーマは「好ましいカット(獣医目線)」です

こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。

もくじ
1.皮膚が弱いワンちゃんは

2.耳毛のお手入れは

3.足裏の毛のカット

4.まとめ

G.Wの10連休も終わってしまい、なんとなく憂鬱な5月ですね。
お休みはとても嬉しいもののこのお休みがあるせいで5月病になってしまうのでは!?
とも思ってしまいます。
さて、今日はふと思いついたテーマ、獣医さん目線での好ましいカットについてです。
最近は習慣的にサロンに連れて行かれる方も増えてきていると思いますので、
プラスアルファで獣医さん目線の話をお届けしたいと思います。

皮膚が弱いワンちゃんは

特に、アレルギー性皮膚炎を患っているワンちゃんは、シャンプー療法が
皮膚の状態維持に大切になってきます。
治療でシャンプーをするときは少なくとも週1回、通常週2~3回洗って
いただくことが多いです。それに加え、ドライヤーの熱風が痒みを
おこさせてしまうこともあるためタオルドライのみや温風で
乾かしていただくようお願いすることも多いです。
そのため、最適カットはずばりライオンカットです。
つまり極力毛を短くカットしてもらい洗いやすい、乾きやすいスタイルが
ベストだと思います。ライオン風で可愛さもあるライオンカットなら
受け入れやすいのではないでしょうか?

耳毛のお手入れは

これもアレルギー持ちのワンちゃんや、たれ耳で外耳炎に
何度かなったことがあるワンちゃんは特にというお話なのですが、
たれ耳で耳毛が多く外耳炎の既往歴がある子は、
できれば定期的な耳毛抜きをおすすめします。
耳毛が多いと耳垢がからまりやすく、細菌やカビの温床になったり、
耳掃除の効果がでにくくなったりといいことがないです。
なかなか、お家で抜くのは難しいので是非サロンに連れて
行ったときにはオーダーしてみてくださいね。

足裏の毛のカット

足裏カットはおそらくセットになっていると思いますので、
なかなかカットに連れていけなくて
….というときに参考にしてみてくださいね。
足の悪いワンちゃんや腰が悪いワンちゃんは獣医さん的には滑ってこけるのは、
絶対避けていただきたいことなのです。
病院で診ていると、足裏の毛が伸びてしまって、せっかくの滑り止め(肉球)が
用をなしていないことが多々あります。
滑ってこけると実は思わぬところにものすごい力がかかっていることがあるので、
これも既往歴がある子は要注意です。足裏の毛が伸びていたら、
そろそろカットに連れて行かなきゃのサインだと思っていただけると嬉しいです!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
暑くなってくると、トリミングサロンは大人気になると聞いたことがあります。
そんなことを思い出しながらテーマを選んでみました。
もうすぐ、ジメジメした梅雨もやってきます。皮膚が弱い子には
トラブルの季節だと思いますので参考になればと思います!

 

※イラストはイメージです

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