ドーベルマン


原産国 ドイツ

大きさ
体高は63~72cm、32~45kgとされています

特徴
ドーベルマンは最初の繁殖者、フリードリッヒ・ルイス・ドーベルマン
の名がつけられたドイツの犬種です。

彼は収税人で、屠畜解体業者であり、またパート・タイムで犬の保護員をしており
彼は捕獲した犬の中から特に際立ったものを交配させ、
ドーベルマンの作出において極めて重要な役割を果たしました。
これらの犬はロットワイラーの初期のタイプであり、
錆色の赤い斑をもつ黒い犬で「チューリンゲン」にいたシェパードのタイプがいます。
ドーベルマン氏は1870年代にこの混血種を交配させた犬種は、
警戒心があるばかりでなく、非常にすぐれた護衛犬および家庭犬であったとされます。
警備犬、警察犬として使用され、警察犬としての広範囲にわたる使用から
「Gendarmedogs(訳注:地方治安警察官犬)」のニックネームがつけられ、
20世紀の初めにはドーベルマンは警察犬として正式に認められました。

中位のサイズで、力強く、筋肉質な犬であることを求められ、
また優雅で高貴であり、それはボディラインをみれば明らかとなっています。
(JKC参照)
犬のサラブレットとも呼ばれているようです。

カットスタイル
カットはあまり必要のない犬種で、毛は非常に短いです。
そのため最小限のケアでも大丈夫です。
細身で全体的に筋肉質で敏捷性、走力に優れています。
ドーベルマンには赤褐色の明瞭なマーキングを伴うブラックまたは
ブラウンの2つのカラー・バラエティーがあります。
毛並みは艶を感じますね

性格
穏やかで友好的、家族には愛情深く忠実です。
甘えん坊な一面もあるようです。

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

ウォブラー症候群(尾側頚椎症)
中高齢でみられる病気で尾側の頚椎の関節(肩に近い部位)が慢性的に
不安定であることによって、中を走る脊髄が徐々に障害を受ける進行性の病気です。
発症すると首の痛みのために頭を下げた姿勢で動きたがらなくなります。
また、前足が強張ったように小さな歩幅で歩くようになります。
病気が進行すると、歩くことや、立つこともできなくなります。
症状が軽度であれば、頚部をコルセットで固定した上で運動制限を行い、
数週間安静にします。痛みが強ければ鎮痛剤を使うこともあります。
これによって改善しない時や重症例では、手術が選択されることもあります。
しかし、病気が慢性化している場合や、脊髄障害が重度であったり、脊髄が広範囲に
わたって障害を受けていたりする場合などでは、完治が難しいケースもあります。

胃拡張・胃捻転症候群
犬種的に胸が深いのでかかりやすい病気で、命に関わる緊急疾患です。
胃にガスや液体などが過剰に貯まって徐々に膨らんでいき、
やがて胃がねじれてしまう病気です。食事を急いで食べたあとに運動すると、
発症しやすいと言われています。
胃がねじれると、貯まったガスが排出されなくなり、胃の内容物の発酵は続くため、
胃内のガスの貯留は進みます。やがて大きく膨らんだ胃で周囲の血管が圧迫されるなどして、
全身の循環不全に陥ります。また、ねじれた胃では血流が障害されるために、
胃の壊死が進みます。この病気は、発症したらすぐに適切な処置をしなければ死亡してしまいます。
応急処置として、胃に貯まっているガスを抜き、口から胃へとチューブを挿入できる場合には、
挿入して胃からガスを排出させます。場合によっては緊急開腹手術が必要です。
手術後も、状態が安定するまでは、慎重な経過観察と集中的な治療が必要です。

フォン・ヴィレブランド症候群
遺伝性の病気で出血がとまりにくいため、あざができやすく、切り傷、手術の後に
出血傾向がみられます。
そういった症状がみられた場合は、早めに獣医師と相談してください。

ひとこと
知的な運動や肉体的な運動を要するので、
飼い主さまの包容力も必要とされるようです。
映画の影響から強く凛々しいイメージがついてますが、とても忠実なわんちゃんです( ´艸`)

 

 

 

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