<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 41>     今回のテーマは「新しい家族をお迎えする前に(ワンちゃん編)」です

こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。

もくじ
1.意外と手こずるお食事!

2.日常のケアが意外と大事!

3.ちっちゃい子は身体が未熟!

4.予防はしっかり!

5.最後に

やっと秋めいてきましたね
少し涼しくなり、なんだか祝日も多くて嬉しい時期です。
あとは、台風さえ来なければ!ですね
さて、今回は最近、新しいご家族を迎えられる方が多いなぁと思ったので
こんなテーマを選んでみました

意外と手こずるお食事!

ワンちゃんにはずっとちっちゃいままいてほしいという気持ちを反映して?なのか、
小型犬種の中でも小さい子が好まれる傾向があるようです。
ただし、、、ちっちゃい子たちの中には食事にあんまり興味が
ない子がわりと多い
ので要注意。
特に、ひとりっ子状態になり誰かに取られたりといった競争が
なくなると途端に食べなくなる(食べムラがでる)子も多いです。
食べないからといって、うっかり美味しいものばかり与え続けると
おやつが主食になり、ドッグフードを絶対食べませんといった具合になることが多いです。
ワンちゃんはとても賢い動物なので、食べなければおやつが
出てくると学習すると絶対に食べません。人間の顔色をよくよく見ているので
しつけだと思って根気強く戦ってくださいね。

トリミング、爪切り、肛門腺、日常ケアが意外と大事!

ワンちゃんの中には、定期的にトリミングしないと毛が
伸びていってしまって大変なことになる犬種もいます。
ぜひお迎えになられる前に、どういったお手入れが
必要になるのかを確認してくださいね。
ちなみに、爪が黒い子はどこまで血管が伸びているかわからないので
お家で切れませんと言われることが多いので、
トリミングが必要ない犬種でも要注意ですよ。

ちっちゃい子は身体が未熟!

さて、実際お迎えするという段階になってやはり環境の変化と
いうものはちっちゃい子には負担になります。
お家にきたらコンコン咳がはじまった、お腹が緩くなった
などなど何か症状がでやすくなるものです。
咳は、ケンネルコフ、いわゆる犬カゼ呼ばれる病気のことが多いですが
なかなかしつこくて治りきるのに1ヶ月かかってしまうこともザラです。
お腹に関しては、実は寄生虫を持っていたということも
結構よくあることなので必ず獣医さんに相談してくださいね。
下痢や嘔吐は子どもにとっては致命的(とくに体の小さい子にとっては!)に
なることがあるので、油断せずにすぐに病院へと覚えておいてください。

予防はしっかり始めよう!

ワンちゃんの場合、混合ワクチン(病気の予防)、
狂犬病ワクチン(日本にはありませんが流入防止の)ため
法律で決まっている病気の予防、フィラリア予防(蚊が媒介する寄生虫の予防)、
ノミダニ予防の4つをしてもらうことになります。
子犬さんの時は、母子免疫といってお母さんから免疫が
段々なくなってくる時期です。大人に比べて抵抗力が弱いので免疫が
なくなってくるのに合わせて、初年度は2ヶ月目、3ヶ月目、4ヶ月目に
混合ワクチンをうつことが多いです。
大体、初年度は予防をしてくださる方が多いのですが、
実は大人になると間遠くなってしまうことも多いです。
特別な病気があって獣医さんに猶予しましょうと言われない限り
予防は毎年しっかりしてあげてください。これは、本人を周りから
守ることだけでなく、周りへの配慮としても必要なことです。
そのために、お家にお迎えする前に前もって毎年かかってくる費用や
予防にかかる手間も含めて計算に入れておいてくださいね。

最後に

さて、今回はワンちゃん編を書かせていただきました。
実は、まだまだ書きたいことがあったんですが、長くなるので4つだけにしました。
もしかしたら、来月のネコちゃん編に続いてプラスアルファ編と
して書いてしまうかもしれません。お付き合いいただけたらと思います。

 

 

※イラストはイメージです

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