<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 32>
今回のテーマは「年始から健康のお話?!」です

こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。

もくじ
1.体重管理の大切さ?

2.ごはんは動物用?

3.サプリメントの有効活用?

4.年齢のせい?

5.まとめ

皆さま、明けましておめでとうございます!
新年があけまして、いよいよ平成も残りわずか、貴重な平成31年が始まりましたね。
今年も、ヒトもワンちゃん、ネコちゃんも健康ですごせますようにということで、
病気にならないためにをテーマに2019年
1つめのコラムをおおくりしようかと思います

 

 

もちろん体重管理は大切です

ヒトだと肥満は生活習慣病のもとといわれますよね。
では、ワンちゃんやネコちゃんはどうなのでしょうか?
実は、ネコちゃんは人間と同じように、肥満が原因で糖尿病になります。
その他にも、太っているネコちゃんは尿石症のリスクがあることもよくいわれています。
一方、ワンちゃんはヒトと同じような生活習慣病といった明確な病気はないものの、
特に小型犬の子で足に先天的な疾患をかかえている場合が多いので
関節症の症状を助長させたり、靭帯を損傷しやすくなったりと
整形学的な問題が出ることが多いです。
それ以外にも、明確な病名はつかなくても、ちょっとした血液検査での異常値が
ダイエットで正常化することがあるので、生活習慣が身体に影響しているのは間違いなさそうです。

ごはんは動物用を!

病院に来られる方の中には、手作り食を与えておられる方も多くいらっしゃいます。
ドライフードを食べてくれないという理由が一番多いのですが、
ヒトと動物、さらにワンちゃんとネコちゃんでも必要な栄養分のバランスと量は全く違います。
なので、一見バランスよくつくったつもりでもどうしても偏ってしまいがちです。
とくにワンちゃんはヒトが食べているものがおいしいことをちゃんと学習しています。
ドッグフードを食べない→おいしものをあげるという流れにはご注意を!
何かトッピングしないと食べてくれないといった場合でも
必ず主体は総合栄養食と書かれたものにしてくださいね。

サプリメントの有効活用?

ワンちゃんもネコちゃんもヒトも個性は様々です。
おなかをこわしやすい、疲れやすい、眼に症状が出やすいなどなど。
患者さんたちを診ているとやっぱりその子の傾向というものがあって、
おなかにきやすい子は何回も同じような症状で診させてもらうことが多いですし、
眼や関節、腰などウィークポイントが必ずあるように思います。
どれだけ効果があるかは個体差があるとは思いますが、
その子の弱い部分に対するサプリメントを取り入れてもらうのも
病気の予防には有効と考えています。とくに、症状を繰り返してしまう子は
健康を維持するという意味では一度取り入れてもよいかなと思います。
何かをとりいれることで病院にくる頻度が減りましたねとお話しすることも少なくありません。

歳とともに

少し前、外飼いのワンちゃんが多かったころ、特に寒い地域では冬の時期に
なると低体温で老犬が運ばれてくることがよくありました。
皆さん、きまって毎年大丈夫だったのに
とおっしゃいます。
若い頃は、寒さに耐えられてもやっぱりワンちゃんもネコちゃんも
歳をとると寒さや暑さなどちょっとした変化に適応しづらくなるものです。
お家が寒すぎるようであれば、暖房をつけっぱなしとはいかなくても
寒さをしのげる工夫をしてあげてくださいね。

 

まとめ

今回取り上げたものに関しては、なかには当たり前と思われてしまう方も
いらっしゃるかもしれませんが、当たり前と言われていることこそが落とし穴。
実は油断してしまいやすいことなのだと思います。
新年、ちょっとギクッとされた方はぜひ見直してみてくださいね。

新たな年、健康にすごせますように!

※イラストはイメージです

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