<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 47> 今回のテーマは「お散歩について」です
こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。
もくじ
1.お散歩は必要？
2. お散歩での習慣に気をつけましょう
3.夏のお散歩気をつけましょう
4.最後に
お久しぶりのコラムですね。
また今月から毎月書かせていただきますのでよろしくお願いいたします！
さて、時期的に梅雨ということで毎日お散歩に行くワンちゃんだと
日々の天気が気になるし、そもそもお散歩ってと思われる方も
いらっしゃるかなと思いこのテーマを選んでみました。
お散歩は必要？
ワンちゃん＝お散歩というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか？
しかし、実際は必ずしもお散歩が必須というわけではありません。
今回は小型犬と中型犬以上のワンちゃんでわけてお話ししようと思います。
まず、小型犬の場合、室内だけでも十分な運動量をまかなえることが多いため、
実はお散歩は必須ではありません。むしろお散歩に行くと怖がって
動かない子もいると思います。そういう子たちは気晴らし程度の
お出かけでもよいと思います。ただ、怖がるからといってお家の中から一歩もでず、
他のワンちゃんとも会わない生活をしていると社会性が育ちづらいと
思いますので工夫が必要かなと考えます。
では、中型犬以上の子たちはどうなのでしょうか？
結論的にいうと、ある程度の運動量はやはり必要だと思います。
ただし、軽いお散歩では運動量はなかなか賄えないのが現実ですので、
ドッグランやお庭などでの遊びなど意識していただく必要があるかと思います。
お散歩での習慣に気をつけましょう
小型犬のワンちゃんはお家でおしっこ、うんちをできる子が
多いかなと思いますが、中型犬以上のワンちゃんたちに
なってくるとお外でしかおしっこしませんと言われることがままあります。
ここで気を付けていただきたいのはお散歩でしかおしっこうんちが
できない習慣にしないでほしいということです。
病院でみていると、お年をとって足腰が弱ったり、病気でお散歩に
行けなくてもお外に行くまで我慢しなきゃと必死に我慢するワンちゃんが結構います。
また、雨の中でも散歩に行かないといつものように
おトイレができないのも飼い主さま、ワンちゃん双方に
とってストレスだと思います。
ぜひお家の中でもおトイレができる習慣にしていただければと思います。
夏のお散歩気をつけましょう
夏はアスファルトからの放熱があるので、
朝かなり早い時間かもしくは夜のかなり遅い時間にならないと
地面の気温が落ちてきません。地面に近い場所を歩く
ワンちゃんにとっては、これはとっても重要な問題です。
毎日同じ時間にお散歩習慣をつけてしまって、ワンちゃんがソワソワ。
それにつられて、暑いけどお散歩へといったことは避けるように注意してください！
お年をとっているワンちゃん、太り気味のワンちゃんは特に危険です。
習慣化するのであれば、夏も冬も対応できる時間にするか、
ソワソワしてもグッと堪えて涼しくなってからお外にでるように心がけてくださいね
水分補給もお忘れなく！
最後に
今回はお散歩について書いてみましたがいかがだったでしょうか？
ワンちゃんは、すごく健気な動物です。
一度習慣化したことは、身体がついてこなくともずっと覚えていて、
その通りにしようと頑張ってしまいます。
獣医さんとしては、一生涯を通してなるべく
困らない習慣をつくっていただければと思っています。
※イラストはイメージです
