パピヨン

パピヨン
原産国 フランス・ベルギー

大きさ
体の高さが28cm以下の小型犬です

特徴
祖先犬はスペインのスパニエルの一種で、小さいので一寸法師の
スパニエルと呼ばれ、16世紀にフランスのルイ14世王朝時代に
上流社会でもてはやされ、多く繁殖され高額で取引されたと記されています。
パピヨンとはフランスで蝶のことで、耳が蝶の羽状に見えることから
名づけられました。そのため別名バタフライ・スパニエルと呼ばれています。
(JKC参照)

カットスタイル
サマーカットでライオンの尻尾。
耳の飾り毛を残してゴージャスに。
フルコートのようにあえてカットしない、等
毛が長いので様々なカットスタイルが楽しめます

性格
活発で優美、でもたくましく気品があります。
軽快でエレガントな歩様をします。

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

膝蓋骨内方脱臼
小型犬に多い病気なので、パピヨンも例外なく膝を触ると
膝のお皿が動いてしまうワンちゃんが多いです。
少し緩いワンちゃんからお皿が内側に落ちっぱなしに
なってしまっているワンちゃんまで程度は様々です。
歩き方に支障がでるのであれば手術をするというパターンが
一番多いのですが、矯正していないワンちゃんはもちろんのこと
手術で矯正したワンちゃんでも、この病気を持っていることで
お年をとると膝に関節症がでてくるので注意が必要です。

歯周病
こちらの病気も小型犬に共通して多いのでパピヨンも例外ではないです。
歯石は最近の塊ですので、なるべく歯石がつかないように
そして歯肉が健康なピンク色
を保てるようになるべく歯磨きを
3日あけずにしてもらうことをお願いしています。
病院で伺っていると、歯肉が真っ赤で歯石で何とか
歯がつなぎとめられている状態のワンちゃんと多少歯石や
よごれはあるものの歯肉の健康が保てているワンちゃんの違いは、
歯磨きを受け入れてくれるようにトレーニングができたかどうかと、
習慣として歯磨きをしていただけているかどうかです。
お口の問題は歯周病から肝数値が上がったり、頬のところが腫れてしまったりと
良いことがないので是非ケアしてあげてほしいです。

 

トリマーからのエピソード
ほかの犬種に比べて飼い主さんに性格や見た目がよく
似てくる印象があります。
大人しい方→ワンちゃんもおっとり
ぽっちゃりな方→ワンちゃんもぽっちゃり
若くてオシャレな女性→ワンちゃんもきゃぴきゃぴ
少しわがままな方→ワンちゃんも我が強い
周りのパピヨンちゃんはどうですか?(笑)

 

 

記事の一覧へ戻る