チャウ・チャウ


原産国 中国

大きさ
体高は牡:48~56cm 牝:46~51cmの大型犬です。

特徴
起源は番犬や狩猟に使用するために飼育されていた中国にあり、中国では2000年以上前から知られています。
北欧タイプのスピッツ犬と血縁関係にあり、多少マスティフも含まれているようです。
中国の「鎖国政策」のため、チャウ・チャウは1800年頃まで他国では見られず、
18世紀後半にイギリスに輸入され、1925年に英国のクラフト展で出陳された1920年代までは
あまり知られていませんでした。(JKC参照)
1880年頃、イギリスで「中国の野生の犬」として紹介されたチャウチャウは
ロンドン動物園に展示されることになりました。犬好きで知られた当時のビクトリア女王の関心を引き、
家庭犬としての改良が本格的に始まり、安定した人気が続いています。

カットスタイル
被毛はロングコートとスムースコートの2種類がありますが、いずれも厚い下毛があるため、
ブラッシングで週に2~3回くらいの手入れを行ってあげましょう。
特にカットは必要なく、立ち耳で口先がやや短く、ダブルコートの長毛またはスムースコートで、
ライオンのような姿をしているのが特徴ですね。

性格
気高く、威厳があり、しっかりした体軀構成をしており、
冷静で警戒心が強く、頑固な面があります。
マイペースであり、家族に対しても積極的に親愛の情を示すことは多くないようです。

獣医からのヒトコト
注意してほしい病気

短頭種気道症候群
パグ、フレンチブルドッグなどといった犬種と同様に
短い鼻を持つこの犬種でも、鼻の入り口が狭く、軟口蓋が長く、
喉が狭いワンちゃんが多いです。
軽度であれば、いびきや興奮時に
ブーブーいうぐらいの症状ですが、呼吸に問題が出るようであれば、
鼻の入り口を広げたり、軟口蓋を切除したりといった手術が適応となります。
他の短頭種のワンちゃん同様、高温多湿の夏の環境は苦手な犬種です。

外耳炎、皮膚トラブル
垂れ耳で、毛量の多い犬種ですので、耳の感染や被毛の下で感染が広がり、
ある日急に毛がごそっと抜けてジュクジュクした皮膚炎が出てくる
ホットスポットなども気をつけていただいた方が良いかと思います。
お耳は日頃の管理も大切なのでお耳のお手入れができるよう
トレーニングしていただければと思います。

ひとこと
毛がモフモフなので見た目がコロンとして可愛いわんちゃんですね。
実は見たことがないので、ぜひ見てみたいわんちゃんですね。

 

 

記事の一覧へ戻る