<愛犬・愛猫とずっと一緒に楽しく暮らすための豆知識 46>     今回のテーマは「コロナウイルスの新しい情報と訂正」です6

こんにちは。
いぬねこさぷりドクターです。

もくじ
1.コロナウイルスがワンちゃんにも感染!

2. 日本の場合は?

3.ネコちゃんや他の動物さんはどうでしょう?

4.最後に

3月に入り、学校も休校となり、会社もリモートワークに
なっている方も多いのではないでしょうか?
春を迎えるにあたり、終息してくるのを願うばかりです。
さて、今回は先月のコラムを書いた後に入ってきた情報に基づいて
コラムの内容を訂正させていただきたいのと、それにまつわるお話です

コロナウイルスがワンちゃんにも感染!
香港でコロナウイルスに感染した人のお家のワンちゃんから
同じくコロナウイルスが検出されたことがわかりました。
付着による検出でないことを確認するために何度か検査し、
確かにワンちゃんに感染していることが確認されています。
ただし、症状は全くないとのことなのでもしかしたら
ワンちゃんに感染する鍵の形を進化によって獲得したのか、
もともと犬系の動物から人間に移ったものだったのか詳細は不明です。

 日本の場合は?
残念ながら、ヒトの方のPCR検査も十分にいきわたっていない状況なので
今の時点でワンちゃんの検査は現実的ではないと思われます。
もし万が一、コロナウイルス陽性の人のお家のワンちゃんの
お世話をしなければいけない自体になった場合は
安易に引き受けずに行政機関に相談しましょう。
ワンちゃんに対しても2週間の隔離措置がとられる可能性があります。

ネコちゃんや他の動物さんはどうでしょう?
もし、犬系がもともとの保ウイルス種だったのであれば
ウイルス学的にはヒト→ネコ、イヌ→ネコはおこらないはずですが、
今のところ調査が進んでいないようです。
念のため、他の動物も不顕性感染をするものとして対策していただいた方が
よいかと思います。同じく、安易に預からず行政機関に相談した方がよいと思われます。
もし家族がコロナウイルス陽性だった場合は動物に触れたらかならず手洗いをし、
動物さんをお外に出さないようにしていただいた方がよいと思います。

最後に
今現在、猛威をふるっているウイルスですが、まだまだわからないことだらけです。
今朝のニュースでは、今まで見つかっていなかった髄液からも検出が
確認されたとのこと。たぶん大丈夫ではなく、何事も疑ってかからないとだめですね。
終息するまで引き続き、油断しないようにしましょうね。

 

※イラストはイメージです

記事の一覧へ戻る